スキンク

ニホントカゲの飼い方!必要なケージや照明器具などについて。

サムネ:https://ja.wikipedia.org/wiki/ニホントカゲ

冬が過ぎて暖かくなってきた頃から、尻尾が青くとても動きの速いトカゲが姿を表してきます。

彼らは「ニホントカゲ」と言って、ニホン固有のスキンク科のトカゲです。

日本全国に生息しているため、ほとんどの人が一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

そんなニホントカゲの「飼い方」について、この記事では紹介していきたいと思います!

飼育に必要なもの

ニホントカゲを飼育するには、ニホントカゲを入れるケージやライト類、保温器具などが必要になってきます。

必要なものをまとめると以下になります。

・爬虫類ケージ

・床材

・シェルター

・照明器具

・パネルヒーター

上記のすべて揃えれば、最高の環境でニホントカゲを飼育することができます。

では早速、それぞれのアイテムについて紹介をしていきます!

爬虫類ケージ

爬虫類ケージは、爬虫類用に売られているGEX社から販売されているエキゾテラ グラステラリウムが最適でしょう!

グラステラリウムは現在国内で販売されている爬虫類ケージで1番人気かつメジャーなケージです。

これを買っておけば、まず間違いないと言えるアイテムです。

サイズ展開がたくさんありますが、ニホントカゲであれば6030サイズがベストでしょう。

身体が小さいトカゲですが、動きが早く活動量の大きなトカゲなので、なるべく広いケージ で飼ってあげるとニホントカゲの面白い姿や動きが観察できると思います。

最低でも、4530は欲しいところですね。

床材

爬虫類の床材はペットシーツを使用することがメジャーではありますが、ニホントカゲの床材はやはり土でしょう。

ニホントカゲは、土に潜ったりする習性があるので、土や木材、砂などの床材にしてあげると良いです。

もちろん、ペットシーツでも飼えますが、絶対にシーツの下に潜り込むはずです。そうなれば、観察のしがいがありませんし、メンテナンスがし易いという、ペットシーツの利点も無意味です。

>>爬虫類の床材はペットシーツがおすすめな理由とデメリット

土系の床材はたくさんあります。どれを選んでも良いと思いますが、個人的には衛生的に問題がない床材を選ぶと良いと思います。

自然系の土はバクテリアや寄生虫が潜んでいそうで怖いですからね。

床材はハスクチップ系の木材なんかもおすすめですよ。

シェルター

シェルターは好きなものを選ぶと良いでしょう。

爬虫類用に売られているものなら、何でも良いと思います。

個人的におすすめなのは、バスキングスポットとしても使用できるシェルターです!

2つの利点を兼ねているので最強ですよね。

照明器具

ニホントカゲは昼行性のトカゲなので、日光浴を行います。

したがって、紫外線ライトとバスキングライトの2種類の照明器具が必要となります。

紫外線ライト

ニホントカゲには紫外線ライトが必ず必要です!

ニホントカゲは紫外線を浴びることにより、体内でビタミンDを生成し、カルシウムを体に取り込みます。

もし、紫外線を当てなければ、カルシウムが上手く体に取り込まれず、骨疾患などの病気にかかってしまいます。

紫外線を当てなければ、確実に骨疾患になるので、紫外線はいいや。とはならなように。

ただし、ニホントカゲを屋外飼育するのであれば、紫外線ランプは不要です。

バスキングライト

バスキングライトとは、直線的に熱を出す証明です。これはトカゲの体温を調整するために必要な重要なライトです。

ニホントカゲの日光浴は、ビタミンDの生成のためだけではなく、日光により体を温めて代謝を良くする目的もあります。

したがって、紫外線ライトだけでは熱が出ないので、バスキングライトと併用する必要があるということです。

パネルヒーター

パネルヒーターはケージの下に敷いて、バスキングライトの真逆で、下から熱を与えるアイテムになります。

主にトカゲのお腹を温めて、食べた食べ物を消化を促す作用があります。

バスキングライトでも十分温めることが可能なので、パネルヒーターは絶対に必要というわけではありませんが、あっても損はしないアイテムです。




ニホントカゲの飼い方について

画像:https://ja.wikipedia.org/wiki/ニホントカゲ

必要なアイテムを揃えたら、あとは飼育をしていくだけですね!

ニホントカゲは国産のトカゲなので、外国産のトカゲのように、環境に対して神経質になる必要はあまりありません。

これが国産トカゲのメリットですね!

適切な温度、湿度

結論からいうと、日本の気候に合わせれば良いと思います。

具体的な数字を出すと、大体20度〜28度くらいでしょうか。

ただし、冬場と夏場だけ注意が必要です。

まず冬場に温度管理をしないと、冬眠をしてしまいます。

冬眠が悪というわけではありませんが、冬眠させた場合、そのまま冬眠から覚めないというリスクもあるので、飼育下では冬眠させない方が良いと思います。

次に夏場。最近の日本は夏が暑過ぎます・・・

ひどい時なんか、冷房を入れないと室内温度が40度を超えたりしますよね。

さすがに40度の環境では、トカゲは生きていられません。

よって、夏と冬はエアコンを使って部屋の管理をする必要がありますね。

餌について

ニホントカゲは口が小さいので、あまり大きな餌は食べません。

例:デュビアやジャンボミルワームなど。

よって、ニホントカゲの餌としてベストなのは以下の昆虫です。

・ミルワーム

・コオロギ

・レッドローチ

この辺りの昆虫を与えると良いでしょう。

また外で捕まえた虫はあまりお勧めできません。

なぜなら、外で捕まえた虫は基本的に汚いです。

どんな菌を持ってるかわからないですし、寄生虫がいるリスクもあります。

トカゲの健康のことを考えて、人工で繁殖された餌を与えることをおすすめします!

まとめ

飼育に必要なのは以下の5点!

・爬虫類ケージ

・床材

・シェルター

・照明器具

・パネルヒーター

温度や湿度の管理は国産なのであまり気にする必要はありません!

極端に暑い、寒いを避ければ、OKです。

そして、餌は必ず人工で繁殖されたものを与えましょう!

 

海外のトカゲも飼育してみよう!

以下の記事もおすすめです!海外の爬虫類に興味がある方はどうぞ!

グリーンイグアナの飼育は難しい?どこまで大きくなる?寿命や必要なものについて

アオジタトカゲのベビーの飼育方法!

フトアゴヒゲトカゲの飼育方法を説明!ケージの温度は?紫外線など!【基礎編】