ニシアフリカトカゲモドキ

レオパとニシアフの違いを比較!見た目や飼育環境の違いは?

こんにちは、Youreptilesです!

今回は、

『レオパードゲッコーとニシアフリカトカゲモドキの違いについて』

を説明していこうと思います。

どちらも爬虫類飼育初心者にはオススメですが、実際何が違うのかと言われるとなかなか難しいですよね。

・レオパードゲッコーとニシアフリカトカゲモドキの違いが分からない

・どっちを買うべきか悩んでいる

・どっちも可愛くて選べない!

そんな人にオススメの記事となっています。
※今回の記事にでてくるニシアフは筆者の飼育している自切個体のため、通常の尻尾とは異なります。

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レオパードゲッコーとは?

レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ:以下レオパ)はヤモリ科トカゲモドキ亜科に分類されているヤモリの一種です。

パキスタンやアフガニスタンなどの乾燥地帯に生息しており、夜行性で昼間は岩場の影などで過ごしています。

一般的な成体の全長はおおよそ20~25センチ程度、体表は粒々とした色鮮やかな皮膚で覆われており、好みの色や種類(通称モルフ)のレオパを飼育する事が可能です

ヤモリ科に分類されていますが、瞼があり、瞬きをする仕草もみられ、色々な表情を見せてくれる、とても可愛い爬虫類です。

飼育にあたって、紫外線や照明の設置が不要で、置き餌・置き水も可能など、爬虫類飼育初心者にとっても非常に飼育しやすいです。

ニシアフリカトカゲモドキとは?

ニシアフリカトカゲモドキ(以下ニシアフ)とは、西アフリカ沿岸に生息しているヤモリの一種です。

成体の全長はおおよそ20~25センチ程度、体表はさらさらでプニプニとした触感です。

人工的に繁殖された個体であれば、性格は基本的には温厚です。

飼育にあたって、紫外線や照明の設置が不要で、置き餌・置き水も可能など、さまざまな面で爬虫類飼育初心者におすすめの生体といえます。 

 

レオパとニシアフの違いについて

目の違い

こちらは一般的なレオパの目になります。

そしてこちらが一般的なニシアフの目です。

ニシアフ目

こうみるとレオパの目は白目+縦長の黒目がありヘビやクレスなどに似た、爬虫類っぽい目をしていると言えます。

対象的にニシアフの目は、よ~く見ると真っ黒の黒目の中にさらに黒い部分があり、色の違いがあるのですが、パッと見た所では真っ黒な瞳です。

どちらの目もとっても可愛いですよね。

 

しかし上記の写真のように、レオパの中でも目が真っ黒に見える個体もいます(写真のモルフはギャラクシー)。エクリプスという遺伝子が入ると、このように真っ黒の目になる子が産まれる可能性があるので、レオパで黒目のモルフが飼育したいと思っている人は、それを選ぶ事も可能です

共通点としては、どちらも瞼があるという事です。眠っているときはもちろん瞼を閉じていますし、半目にしたり思い切り目を見開いたりして、両者とも爬虫類の中でも表情豊かな種類と言えます。

皮膚・体の違い

上記はレオパで、体表はぶつぶつとしているのがしっかりとわかります。ハンドリングするとひんやりと冷たく、ぶつぶつとしているのも感じる事ができます

ニシアフリカトカゲモドキ

ニシアフもぶつぶつとした皮膚があります。こちらも触って感じる事ができます。レオパと比較して、ニシアフのほうが全体的にぷにぷにしている触感です。

また上記の写真のニシアフは筆者の飼育している子なんですが、尻尾は自切しているため、これが標準の尻尾ではありません。ニシアフの尻尾はレオパと比較してやや太めでこちらもぷにぷに感が強いです。

指の長さにも少し違いがあり、レオパのほうが長いです。レオパもニシアフも爪状にはなっていますが、ツルツルの壁などに上ることが出来ず、地表性の爬虫類と言えます。レイアウトの木やウェットシェルターなどには登れるので、脱走には注意が必要です。

モルフの違い

レオパとニシアフのとても大きな違いとして、モルフ(種類)の違いがあります。

モルフの数はレオパの方が圧倒的に多いです。色々な色を選びたいという希望がある人であれば、レオパのモルフを確認してみるのが良いと思います

ニシアフのモルフは、茶色や橙色をメインとし、そこに白などで模様が入っているものが多いです。

また、それぞれのモルフの色の鮮やかさも違います。やはり多いだけあり、レオパの方が暗い色~鮮やかな色まで多種多様となっています。

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飼育上の違い

ほとんど違いはなく、両者ともかなり育てやすい爬虫類です。

まず温度設定について、レオパは25度±5度、ニシアフは27度±5度程度に設定するのが良いとされています。温度設定は被っている部分があるので、同じ部屋で飼育する事はもちろん可能です。

湿度設定については、ニシアフの方がやや湿度を高めにする必要があると書いている文献が多いですが、両者とも基本的には60%前後、脱皮前は80%程度にしておくと問題ないでしょう。

どちらもケージにウェットシェルターを設置するが、適宜霧吹きなどをして温度・湿度を上げてあげる必要があります。

餌は共通している

レオパもニシアフも大体同じものを餌として食べる事ができます。

代表的なものであれば、デュビア・ミルワーム・コオロギなどで、人工飼料のレオパゲルはレオパゲルという名前ですが、ニシアフも食べてくれます。

 

おわりに

現状ではやはりモルフの多いレオパの方が、爬虫類ショップで販売されている全体数なども多く、選択の余地があるように思います。知名度も、有名女優さんが飼育していたりして、レオパの方が上のように感じますね。

もし今までニシアフを知らなかったという人が、ニシアフに興味を持つきっかけになってくれたらうれしいですし、ニシアフの可愛さに気づいてくれると幸いです。

レオパもニシアフもとっても育てやすく、ほぼ同じ環境で育てる事ができるので、爬虫類初心者の方が育てやすい方を!という気持ちで飼育を検討しているのであれば、どちらでも楽しく飼育できると思います。