レオパードゲッコー

レオパやニシアフの脱皮不全について!原因や処置方法を紹介します!

レオパ脱皮不全

こんにちは、ユーレプタイルズです!

レオパを飼って数日、順調に飼育環境を整えて餌も食べてくれるいい子だな~と思っていた矢先『なんだか色が変わっていないか!?』と焦った経験はないですか?

それ以外にも

・いつもと違う動きをしている! 

・手や足に昨日までは無かった皮が付いているけど大丈夫!? 

などと思ったとき、それは脱皮が近づいているor脱皮をした後かもしれません

 

脱皮はレオパードゲッコーやニシアフリカトカゲモドキとって非常に大切な、生きていくための行動の一つですが、様々な要因で脱皮が充分に出来なくなってしまう事があります。

今回はレオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)やニシアフリカトカゲモドキの脱皮と、それにまつわる注意点・対策について説明しようと思います! 

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脱皮とは?

レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)やニシアフリカトカゲモドキは成長に応じて脱皮を繰り返します。

また体長に変化はなくても新陳代謝としての脱皮もします。 

通常であれば脱皮は、始まってから数時間~2日程度で終了します。

 

脱皮前は大体全身が徐々に白っぽい色合いになっていくので、飼ったばかりの飼育者でも脱皮前かな?と察する事ができると思います。 

脱皮後の皮は生体が自分で食べることが多く、脱皮後の皮がケージに残っていなくても安心してくださいね。 

脱皮の仕草は非常に可愛く、私も脱皮を見るのが好きなのですが、その可愛さとは裏腹に、脱皮が失敗してしまったときは命にも関わる事態に発展しかねないのです。 

脱皮の頻度

それぞれの個体や餌の頻度に応じて脱皮の頻度は異なりますが、幼体ではおおよそ10日~20日に1回ほどの比較的高頻度で脱皮を繰り返します 

成体では、餌をあげる頻度や個体差などで脱皮の頻度はかなり違ってきますが、20日~数カ月に1回は脱皮をします 

 

私は全部で15匹のレオパとニシアフを飼っていますが15匹居ると1カ月の間に何匹かは脱皮をします。 

日々観察していると、やはり1匹1匹個性があるためか、脱皮が上手な子も居れば下手な子も居るという事がわかってきました。 

 

脱皮中の仕草

脱皮が始まると生体は顔や体を壁・シェルターなどに擦りつけるようにして少しずつ脱皮をしていきます。 

また全身を舐めて皮を剥くような仕草や、直接皮を噛んで引っ張ってはが部位もあります、特に顔・手足・尻尾などですね。 

 

脱皮前後の変化

前述の通り脱皮前は全身が白っぽくなります。

タンジェリンなどの鮮やかな色のモルフであればすぐに分かるのですが、ブレイジングブリザード(以下画像)のような元々白いモルフであれば分かりづらいですね。 

脱皮前は餌を食べなくなると記載している本などもありますが、これは個体差があると思います。 

私の飼育しているレオパは脱皮の2日前くらいに餌を食べる子も居るので、絶対餌を食べなくなるという事は無いな、という感じですね。 

 

脱皮不全とは?

脱皮不全とは脱皮がうまく完了しなかった事を指します。 

レオパやニシアフの脱皮の失敗は、最悪の場合命に関わります 

体表のほとんどが順調に脱皮できたとしても、顔や手足尻尾の先などに皮が残ってしまう場合あります。 

指先・尻尾の脱皮不全

レオパやニシアフの指先はご存じの通り非常に小さく、最短は爪のように一部が硬くなっています。

指先や尻尾部分に皮が残ってしまうと血流が滞り、壊死を起こしてしまう可能性があります。壊死した先端は欠損に繋がる恐れがあります。

また先端は生体自身が皮を噛んで引っ張ることができるため、残った先端の皮と一緒に身体を噛んでしまい出血することもあります。

欠損や出血は感染のリスクがあります

 

顔の脱皮不全

顔も脱皮における重要部位です。

顔面の皮は舐めたり壁に顔をこすりつけたりして剝がしていくことが多いのですが、その時にまぶたの上や、まぶたの中に皮が残ってしまうことがあります。

目付近に皮が残ることでまばたきが出来なくなったり、そのまま目を開けることが出来なくなる可能性があります。

目が開かなければ餌を認識することができず、給餌が出来なくなることで、最終的に命を落としてしまうこととなります。

 

脱皮不全を防ぐ方法!

脱皮不全が起こらないような環境とは以下です。

・適切な湿度管理

・適切な温度管理

・ストレスを与えない

 

適切な湿度管理

レオパもニシアフも、元々40~60%程度の湿度を保っておく必要がありますが、脱皮前であれば70~80%程度の高湿度にするのが良いでしょう。 

湿度が低く乾燥した空気になってしまうことで脱皮不全を起こします。

冬季の湿度管理は難しいかもしれませんが、

  1. 1日数回霧吹きで水を床材や壁・シェルターに吹き付ける
  2. ウエットシェルターを使用する
  3. 水に浸した水苔を設置する

などの対策をとるなどして湿度をあげてください。

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適切な温度管理

レオパやニシアフは気温が下がってくると活動量が低下します。

脱皮は上記にも記載した通り、壁やシェルターに体をなすりつけたり、生体自身が皮を噛んで引っ張るなど、なかなかに体力が必要なのですが、活動量の低下で必要な動作を行えずに脱皮が失敗してしまう可能性があります。 

温度は25度前後~30度を目安に保ってくださいね。

 

ストレスを与えない

脱皮中に何かストレスに感じることがあれば、そこで脱皮行動がとまってしまう場合があります。

脱皮前や脱皮中であることを確認したら給餌も止めておきましょう。

ケージの掃除なども後回しにして、とにかく触らず・構わずを心がけてください!

 

脱皮不全を起こしてしまった場合の処置方法

 もし脱皮不全に陥ってしまったときは以下のような対処があります。 

 温浴

ぬるめのお湯にレオパやニシアフリカトカゲモドキを浸します。

皮を直接ふやかす方法ですね。 

熱すぎるお湯や冷たい水ではニシアフリカトカゲモドキの体表が傷つき、弱ってしまう可能性があるので注意しましょう。  

飼い主が剥がす

飼い主が剥がすと言っても、絶対に強い力を使わないでくださいね!

綿棒などを使ってゆっくり剥がしてあげてください。

前述の通り出血してしまうことで感染する可能性があるので、出血しないように慎重に行ってください。

上記の温浴後に人間が手伝ってあげるのもよいでしょう。

 

アリオンジェットをスプレーする 

アリオンジャパン様から出ている脱皮不全の強い味方のスプレーです。 

アリオンジェットは脱皮不全の解消だけでなく、予防にも役立つとのことで、脱皮の兆候を感じたらスプレーしておくのも良いですね。 

 

まとめ

いかがでしたか?

ここまで来たらかなり脱皮について詳しくなれたんじゃないでしょうか!

皆さんの飼っている可愛いレオパやニシアフが脱皮不全を起こさず、健康に長生きしてくれることを日々願っています!

 

 

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